2008年10月29日

NY株急上昇でコモディティも上昇

昨日、BOJ利下げの日経の報道を受け、NYダウは引けにかけて急上昇。勢い、銅や穀物に買いが入っている。オイルも66ドル台と66ドルにあったロスカットを付けてWell Bid。

為替もドル円が一時100円を伺う水準に上昇し、ユーロ円は127円台まで上昇している。数日で10円以上も上昇するこれまた激しい相場である。為替市場は、流動性がもっとも豊富な市場といわれていたが、最近は趣が異なるらしくマーケットがすかすかで、とにかく根が飛ぶらしい。また、円買いの動きが出てくれば、あっという間に10円程度動いてしまうだろう。

ということで、何が言いたいかというと、一時的な動きであるものの値幅が大きくでてしまっていて、本質的な動きかどうかよくわからないということである。

とにかく、株の下落だけは止めたい当局の動きは今のところ奏功している、ということが唯一の事実ではないかと思っており、注意深く見ていかなければならない、非常に疲れる相場が続いていることは指摘するまでもないことである。

2008年4月 3日

Bernanke Says Recession Possible, Defends Bear Bailout - Forbes.com
ということで、ベンも景気後退を認めざるを得ない状況になってきた。

とは、うらはらに、UBSなどの資本増強などを好感して、株買い/ドル買い。/コモディティ買いが進んでいる。

これらのサブプライム騒動が終息すると楽観してきたのかもしれない。が、世の中、まだまだあるのではないかという人も多く、安易に株を買ってはいけないと思う。

2008年3月18日

部下への訓示=自らへの注意喚起

今朝は、JPのベアスタ買収/米緊急利下げに始まり、ドル円が一時95円台、アジア株の暴落と月曜とは思えないテンポの相場でしたが、部下に訓示めいたことを自らへの注意喚起として話しました。

?現在の相場は10年に1度あるかないかの大相場で、2001年の米同時多発テロの経済面への影響を大きく上回る
?自分の担当プロダクツのみならず、為替/金利/クレジットなど幅広いマーケットでの出来事に注意
?政府高官や金融当局関係者の発言など金融関連ニュースには最大限の注意
?これらを克明に記憶すること

また、レベル感での売買を禁止 ということも。。

JPがベアスタ買収

1株2ドルという言わば二束三文で叩き売りされたBear Stearns。10年前の山一証券を思わせる劇的な展開に、FEDの日曜の夜という異例の緊急利下げも逆に25Bpsでは、出し惜しみ感強く、ドル売りは加速。金は、アジア時間で30ドルも上昇し、1,033どるまで上昇しちゃった。
一方、ロンドン時間になると、ベアスタからDraw Downの通知がそこら中のヘッジファンドに通知されたのか、予期して、利が乗っているプロダクツの現金化が進んだのか、オイルは暴落、金はアジア時間の上げを完全にチャラにする勢い。

「とにかくヘッジファンドが猛烈に売っています。」とは、あるブローカーの声。

始まりの終わり(コモディティ高の終わり)なのか、終わりの始まり(コモディティ安の始まり)なのか、岐路に立っている気がするので、とりあえず、戻りは売っていくべきではないでしょうか。

明日(東京時間19日早朝)のFOMCで利下げがどのくらいあるのか? GS / Lehmanの決算はどうなのか? 為替は底なしのドル安になるのか?

10年に一度の大相場、損益のプラスマイナスも大事だが、何がどう起こっていったのかは、克明に記録しておくべき。

2008年3月14日

ヘッジファンド危機の背景

ヘッジファンドが続々と倒産の危機に陥っている。ロイターは、銀行の損失に加えてBIS規制(バーゼル?)の影響を指摘している。

いずれにしても、クレジットものを扱っていたヘッジファンドは生き残れないかもしれない。

彼らの、たたき売りが終わるまでは、市場はゆがんだままCDSが200Bpsとか続くのだろう。

2008年3月13日

ドル安進行中

以下にあるように、ドルインデックスで考えたほうがいいと思うが、いずれにしても安値更新。昨日の、高格付けの債券なら担保として受け入れます20兆円供給でも、ドル買いは一瞬の効果しかなく、ECBトリシェ総裁も為替相場に関する懸念発言を言い始めた。

ドル安がオイル高を誘発しているとも言われているが、実態は、猫も杓子もオイル買いを持ち込んできているようで、売る人がほとんどいないので、上昇する一方だということです。買う人がいなくなったときが恐ろしいのであるが、今は、そういう兆候は見えず、なんと、110ドルまで上昇したので付いていくしかない。けど、ほとんど買うことができないマーケットです。

Dollar index tumbles to record low
 
 
NEW YORK, March 12 (Reuters) - The dollar index tumbled to a record low on Wednesday as doubts grew about the long-term impact of recent Federal Reserve efforts to pump money into cash-starved credit markets.

The New York Board of Trade's U.S. dollar index .DXY fell to 72.457 before recovering slightly to trade at 72.509. (Reporting by Nick Olivari, Editing by Chizu Nomiyama)

 


2008年3月 8日

米雇用統計も選挙モード

アメリカの雇用統計は、通常、非農業部門雇用者数(Non Farm Payroll:NFP)の増減で、米景気の良し悪しが判断されるが、選挙が近いと失業率がクローズアップされる。まさに、今回の米雇用統計はその典型かもしれない。

NPFは事前予想はプラスの2万人くらいだったが、マイナスの6万人強となり、2ヶ月連続のマイナスとなった。雇用は通常遅行指標とみなされるので、これで、アメリカは景気後退(リセッション)入りが確実視される、と思いきや、為替はドル円101.40でブロックされ、ユーロドルも1.5455でブロックされた後はあれよあれよという間にドルが買い戻された。

オイルも105ドルの後半を伺う気配だったのは、あれよあれよと売られ103ドル台まで下落。

金もCOMEX APR08で971ドルまで売られてしまった。

続いて始まった米株式市場も最初は売られて始まり、「やっぱりそうだろう!!」なんて思っていたのもつかの間、買い戻され前日比プラス圏に。

そこで思い出したのが、選挙の時は、NFPよりも失業率が注目されやすいということである。失業率は、予想5.0%のところ4.8%と、前月よりも改善している。でも、この失業率はいわゆる街角インタビューであり、恣意性が入りやすい数字であることに注意が必要で、結局現在のNYダウは、前日比140ドルくらいのマイナスになっている。

為替相場はややドルが下げているが、101円にはいたっていない。金も売られたまま戻ってこない。

そんな中、気を吐いている(?)のが、オイルである。NYMEX WTI APR08は106ドル台に突入し106.54まで上昇してしまった。かなりの売りがあったが、何度かの上値トライを経て106ドルをつけた後は、あっという間に買い進まれてしまいました。さすがに、買い疲れか104ドル台まで戻しているが、GSのレポートでもオイルは高水準で推移すると言われていることから、ここからは買い下がりでいくということかもしれない。


2008年3月 2日

今週の材料

今週の相場展開は難しそうだ。

米景気後退を先取りしたポジションはすでに構築済で、投機筋と言われる人たちの思惑だけでは動きにくいと思われる。今週末の米雇用統計には誰もが注目するだろう。

コモディティでは。。。誰もが3/5のOPEC総会に注目するだろう。増産の可能性はかなり低くなってきている。ヌアイミも、オイルは60?70ドルには下がらないだろう。なんていっている。

また、ナイジェリアで武装勢力が石油施設を攻撃しているというし、実弾(戦略備蓄の放出)とかないと落ちないかもしれない。

金はちょっと様相が違うと思っている。為替の影響を色濃く受けそうだからだ。確かに、インフレ期待が高まると買われやすいが、対ドルで値が建っているので、ドル安が進むと買われてしまうものなのだから、ドル安が進まなければひとつ買い要因がなくなるということである。

ドル円とかローカルな通貨を見ないで、ドルインデックスなどを見ておきたい。

そういう意味でも、米株価の行方にも要注意である。AIGの強烈な決算をはじめとする、出血が止まらない米大手金融機関の新たな情報にも注意しておきたい。中でも、ドイツの銀行から訴訟を受けそうなUBSは要注意。BOAによる買収のうわさもあったりする。

ということで、結局、サブプライムに揺れ動きそうな一週間になりそうだ。

2008年3月 1日

米景気後退懸念高まる

AIGの決算やシカゴPMIなどを受けて米景気への先行き不安が高まっている。
株価は下落し、ドル安が進展した。NY支店の人によるとかなり景気の先行きはよろしくない雰囲気が漂っているようである。中小金融機関の倒産はやむなしというような発言や、投機筋を救済するような救済は行わないという発言も背中を押している。

そんな中、コモディティ価格は堅調に推移している。 CNN.co.jp:トルコ、PKK掃討の越境軍事作戦の終了宣言 イラク北部というニュースも101台まで調整させるだけで精一杯で、インフレよりも景気を優先するという金融当局者の発言が強く意識されているだろう。インフレ懸念が商品価格を押し上げているということか。

為替ディーラー100人に聞いたわけではないが、聞く人すべて、ドル売りという結果で、ディーラーは既にドルショートになっている。これ以上売られるだろうか?

債券ディーラー100人に聞いたわけではないが、とりあえずショートポジションは閉じるしかないというロスカットモードである。

いわゆるクライマックスに近づいているような気がするのは気のせいか、どうか。

ちょっと、斜に構えた方がいいかもしれない。

2008年2月15日

英景気はリセッションとは程遠いのではないか

英国の住宅関連指標などで、ここ10年以上なかったほど悪い指標が出てきており、リセッションもありうるという話もあるが、実際は程遠いような気がする。

今週、出張でロンドンにきているが、あちらこちらで工事を行っており、景気後退は程遠いような気がする。

確かに、まだテナントを募集している工事現場もあるが、街中を歩きながら携帯電話で話がよく聞こえないくらい、あちらこちらで工事のラッシュとなっており、日本と比べればまだまだ景気はいいと思う。

経済のリカップリングによる世界的なリセッションシナリオは現実的なのか再考が必要となろう。

当地の某アナリストいわく、「リカップリングでもないしデカップリングでもない。白黒つくような単純な構図ではない」「東欧などを見ていると、一時的な振れはあるだろうが、エマージング諸国はそれなりに経済成長が続く。高成長に若干スピード調整が入る程度ではないだろうか」・・・・説得力のある意見ではあります。