米雇用統計も選挙モード
アメリカの雇用統計は、通常、非農業部門雇用者数(Non Farm Payroll:NFP)の増減で、米景気の良し悪しが判断されるが、選挙が近いと失業率がクローズアップされる。まさに、今回の米雇用統計はその典型かもしれない。
NPFは事前予想はプラスの2万人くらいだったが、マイナスの6万人強となり、2ヶ月連続のマイナスとなった。雇用は通常遅行指標とみなされるので、これで、アメリカは景気後退(リセッション)入りが確実視される、と思いきや、為替はドル円101.40でブロックされ、ユーロドルも1.5455でブロックされた後はあれよあれよという間にドルが買い戻された。
オイルも105ドルの後半を伺う気配だったのは、あれよあれよと売られ103ドル台まで下落。
金もCOMEX APR08で971ドルまで売られてしまった。
続いて始まった米株式市場も最初は売られて始まり、「やっぱりそうだろう!!」なんて思っていたのもつかの間、買い戻され前日比プラス圏に。
そこで思い出したのが、選挙の時は、NFPよりも失業率が注目されやすいということである。失業率は、予想5.0%のところ4.8%と、前月よりも改善している。でも、この失業率はいわゆる街角インタビューであり、恣意性が入りやすい数字であることに注意が必要で、結局現在のNYダウは、前日比140ドルくらいのマイナスになっている。
為替相場はややドルが下げているが、101円にはいたっていない。金も売られたまま戻ってこない。
そんな中、気を吐いている(?)のが、オイルである。NYMEX WTI APR08は106ドル台に突入し106.54まで上昇してしまった。かなりの売りがあったが、何度かの上値トライを経て106ドルをつけた後は、あっという間に買い進まれてしまいました。さすがに、買い疲れか104ドル台まで戻しているが、GSのレポートでもオイルは高水準で推移すると言われていることから、ここからは買い下がりでいくということかもしれない。

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