2008年1月 6日

新年の相場を振り返る

新年早々、相場はよく動いた。

まずは、原油。WTI先物2月限が96ドルレベルから100ドル突破へと突き進んだ。ここで、腰が浮いてしまった人たちは数知れず。しかしながら、新年早々ということで、具体的に動いた人は限定的のように思える。なぜなら、1月4日に米雇用統計の発表があったからである。

為替相場は、円高が進行した。12/31に時点では112円前後だったドル円は、1/4、日本の実質的な初日に108?109円という円高水準にあった。
原油も1/2から1/3にかけ、WTI先物2月限月が100ドルをつけていた。1/2の段階ではいろいろと議論もあったようだが、100ドルは歴史的にもしっかりとつけた状況であった。
これらを受けた日本株は軒並み下落。日経平均は14,691.41円という低水準で年初の取引を終えている。

発表された12月の米雇用統計は、事前予想に比べ低水準にとどまり、米景気の後退→ドル利下げ期待の高まり&商品への需要減退を惹起させ、ダウ平均株価は大幅な下落となった。

これを受けて、「米景気後退→コモディティへの需要減退」というシナリオがようやく連想できたのか、WTIは97ドル台で引け、銅やアルミも下落して終わっている。

1月4日まで休んで、海外でインターネットもつながらないところで過ごした人は、なんだか、円高・先進国の株安・コモディティの乱高下とよくわからないなぁ。。。と頭をひねっているかもしれない。

ここで、金曜の相場の相場をシンプルに考えると、日本は除いて、米景気の後退懸念が高まったこと、他ならないと思う。サブプライム問題にも鈍感だった人たちが、雇用という現実を見せ付けられて、要約、事の重大さを知ったということではないかと思う。

ここまでの相場展開でも、原油の水準はなお高い。今後どうなるか。。

油は、いろんな形で使われ続けるのである程度の需要は残るため、下がりづらいような気がする。例えば、車。車を持っている人はさすがに必要となれば車に乗る。寒ければストーブをつける。てなわけで、需要は残るので、中国やインドなど新興国の需要は今後も増え続けるであろう。一方、アメリカとカップリングされた経済圏は、確実に需要は減退する方向にある。ここが判断の分かれ目である。中国が生産拠点から消費拠点に変遷を遂げたから、米景気とは切り離して考えるべきか。いやいや、図らずも、景気の加熱抑制に動き始めたタイミングと米景気後退への懸念が高まったタイミングの一致により、スパイラル的な世界的な景気後退に陥るのか、、、、

そんなことが、今後のテーマになろうかと考えている。

ということで、中国の景気動向にはこれまで以上に注目が必要であるということで結んでおきます。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.masudaf.com/mt/mt-tb.cgi/5

コメントする