欧州株のピンチ

欧州株が軒並み下落している。ハンセンやインド株も激しく下落しており、世界的な株安に突入した。

あおりを受けて、金も銅も原油も下落しているが、商品相場の下落は、株に比べればまだいいかもしれない。商品相場がまだ落ちない理由は、インフレ懸念ではないかなぁと思う。

インフレファイターのECBもこれだけの株安を放置できるか疑問であり、景気対策を全面に出さざるを得ないと思う。ここで問題なのは、金融政策と財政政策が一致しない可能性があるということではないだろうか。

金融政策はECBが一括して行うことができるが、財政政策は、各国の財政事情などのお国柄に左右されやすく、一枚岩というわけには行かないと思う。特に、最近加盟した国への財政規律への成約と、当初から加盟していた国との格差など言われやすい事情があり、ユーロが混乱する可能性がある。

ここは、ひとまず、ユーロを売っておくのが先決ではないだろうか。

チャートを見れば一目瞭然であるが、株に比べれば、ユーロの為替水準がまだまだ高い水準にあり、今からでも遅くは無いと思うがどうだろう。

コモディティは明日になってから考えても遅くないのではないでしょうか。

アジアと中東:ハンドボールから見る中東オイルマネー勢力の勃興

ハンドボールのオリンピック予選の再試合が、日本と韓国の2カ国で開催されると思いきや、アジア連盟が強気なことを言ってきているらしい。読売新聞ではこういう報道。

先ほどちらっと見たニュースだと、アジア連盟は勝手に予選を行った国(日本と韓国)を除名するということらしい。

そもそも、中東諸国よりの判定が多いことで、こういう顛末になったものの、最後まで強気で通せる背景には、オイルマネーがあるのではないのだとうか。

Citibankやメリルなど、サブプライムで窮地に陥った米国金融機関の出資者として、改めてその力を示した中東が、今後はスポーツの世界でも、力を示そうとしているように見える。

ただ原油が出てくる国であるだけで、えらくなってしまったと勘違いするベネズエラの大統領みたいな人を出さないためにも、本来、原油はミネラルウォーターよりも安くなければならないと思う。

オリンピックは、その精神の崇高さと裏腹に、国際的な政争の道具として使われることも多かったが、ハンドボールという(選手の皆さんには申し訳ないが)、メジャーとはいえない種目・いわばニッチなところで、その影響力を示そうという、中東スポーツ覇権の第一歩とも読み取れる。

関係者の皆さんには、本来スポーツのあるべき姿を確認して、あとあと後ろ指指されることのないように、厳然たる対応をお願いしたい。

一方で、東アジアと中東との間に、このような壁ができてしまったことが残念である。アジアといっても広いので、東アジアは、中国・北朝鮮・韓国・台湾と日本で連携して、国際社会における発言力を強化しなければならない、とも思うが、北朝鮮問題で一枚岩になれない東アジアの現状にも、オイルという共通の利害関係を持たない国々の連携の弱さを感じます。